【失敗したくない!】翻訳スクールの選び方とおすすめスクール6選

  • 子育てをしながら在宅で翻訳の仕事を始めたい
  • 翻訳者になるためにスクールに通いたい
  • 副業で翻訳を始めたいけど、どうやって学習したら良いかわからない

このように悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

時間とお金は有限。人生を左右するスクール選びには失敗したくないですよね。

翻訳者になるには語学力だけでなく、「翻訳」の技術と知識が必要です。

そのためスクールなどに通って基本を習得するのが一般的な流れになります。

そこで今回は翻訳者になるためのおすすめスクールについて解説していきます。

スクールによっては卒業後に翻訳会社への登録サポートがあったりするので、プロへのデビューがスムーズですよ!

この記事を選ぶとこんなことがわかります。

  • 翻訳スクールを選ぶポイント
  • おすすめの翻訳スクール
このブログの登場人物

くん太

  • 社畜歴14年のアラフォー♂
  • 北海道で生まれ育ち、現在は千葉県在住
  • 現在は翻訳会社で翻訳コーディネーターとして勤務(勤続10年目)

通りすがりのウシ

  • たまに通りがかっては何かとツッコミをいれてくる
  • 普段は牧場でのんびり草を食べている
目次

独学で翻訳者になるのは難しい?

通りすがりのウシ

翻訳者になるにはやっぱりスクールに通わないと難しいの?

くん太

結論からいうと「独学では難しい」です。

「海外留学経験がある」、「TOEICのスコアがある」など、英語ができるとつい「翻訳もできる」と思いがちですが、文法的に正しい=良い翻訳ではありません。

自分で翻訳をして「素晴らしい出来だ!」と思ってもクライアントにしたら「使い物にならない」なんてこともあるんです。

プロの翻訳家として活躍するためには「翻訳」の技法を正しく身につける必要があります。

そのためにはきちんとした指導者の「客観的な」フィードバックをもらいながら学ぶのが最短です。

スクールを検討するポイント

スクールを選ぶ際にまず検討しなくてはならないのは下記の3点です。

▲気になる箇所にジャンプできます

受講形態

スクールと言っても実際に学校に通う「通学」スタイルだけなく、「オンライン」「通信」など、多様な受講スタイルをえらべます。

「自宅で受講したい」「実際に合ってコミュニケーションをとりたい」「自分のペースで進めたい」など、重視するポイントは人それぞれ。

自分の生活スタイルに合っていて、無理なく継続できる受講形態を選択しましょう。

くん太

それぞれの受講形態の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。

通学

文字通り実際にスクールに通学する形態です。

今の時代、仕事でもリモートワークなどオンラインで出来てしまいますが、実際に人と会うことにもたくさんのメリットがあります。

通学のメリット

  • 志を共にする仲間とリアルで交流できる
  • 横の繋がりができる
  • モチベーションが維持しやすい
  • 講師と直接やり取りができ、質問もしやすい
  • 他の人の訳文を見て参考にする機会がある

一方で、デメリットは下記のとおりです。

通学のデメリット

  • 通学時間がかかる
  • 通信などと比べて受講費用が高くなりがち
  • コロナ感染のリスクがある

特に、通学は実際に定期的にその場所に赴かなくてはならないため、通いにくい場所を選んでしまうと途中で挫折してしまうリスクにつながります。

なるべく通いやすい立地を選択しましょう。

オンライン

オンラインの受講形態には下記の2つの形式があります。

配信形式:あらかじめ録画された講義を見るという形式。

授業形式:決まった時間にオンラインで講義に参加する形式。

くん太

どちらもオンラインで受講できる形式ですが、メリット・デメリットが少し違います。

2つの形式を含めた「オンライン」のメリットとデメリットは下記の通り。

オンラインのメリット

  • 通学する必要がない
  • 欠席しても録画配信を見られる
  • コロナ感染のリスクがない
  • (授業形式)通学と同じように生徒や講師とのやり取りができる
  • 通学形式に比べて費用が安い

オンラインのデメリット

  • (配信形式)リアルタイムで質問がしづらい
  • お互いの顔が見えないなど、オンラインならではの交流のやりにくさ
  • 通信状況に左右される

通信

通信は、受講申込み後にテキストと課題提出用の用紙が送られてきて、期間内に課題を提出すると決まった回数の添削を受けられる、という受講形態です。

メリットとデメリットは下記の通り。

通信のメリット

  • 自分のペースで進められる
  • 通学の必要がない
  • 費用が通学・オンラインに比べて安いことが多い

通信のデメリット

  • モチベーションが維持しにくい
  • 質問をしても回答に時間がかかる
  • 横の繋がりが出来ないので孤独

自分のペースで進められるっていうのは逆に言えば「すべて自分次第」ということ。

それゆえ挫折しやすい受講形態とも言えます。

翻訳の分野

次に、翻訳の分野について検討します。

翻訳の分野は大きく下記の3つにわかれます。

  • 映像翻訳
  • 出版翻訳
  • 実務翻訳

分野によって学ぶ技法が異なるため、スクールによってはその分野専門だったりします。

くん太

事前にどの分野を学ぶのか定めておくのが近道です。

「特定の分野の専門知識を持っている」、または「現在の仕事と関連がある分野」があればそれを選びましょう。

専門性を持っていなくて、どの分野を選べば良いかわからないという場合は、「その分野に興味がある(興味を持てる)」、もしくは「需要が高い分野」という点を重視して選ぶと良いでしょう。

通りすがりのウシ

興味がない分野は長期的に学習するの苦痛よね・・。

分野を絞れない場合は、3つの分野を総合的に学べるスクールもあります

それでは各分野について詳しく解説していきます。

実務翻訳

実務翻訳は翻訳需要全体の約80%以上を占める分野で、企業活動の中で発生する様々な実務文書全般が対象です。

工業・IT、金融、医薬、特許などの分野に分かれ、翻訳する際は該当分野の専門知識や背景理解が必要になります。

出版翻訳

小説や文芸書、児童書、雑誌、歌詞などの書籍が対象です。

出版翻訳では、原作のもつニュアンスを訳文に再現する高い言語力、表現力が必要です。

また、1つ1つの案件が長期に渡るためスケジュール管理や体調管理、忍耐力も求められます

映像翻訳

映画やテレビ番組などの映像作品、ウェビナー動画、企業メッセージ動画などのセリフや字幕などが対象です。

字幕翻訳は字数制限の中で訳をつけなくてはならず、吹替翻訳は映像でしゃべっている人の口の動きに合わせた訳をつける必要があり、通常の翻訳とは異なる技術が求められます

また、字幕制作ソフトの使い方も習得する必要があります。

受講するコース

分野が決まったら、受講するコースを検討しましょう。

受講するコースは、分野やレベルによって細かく分かれています。

レベル別には一般的に、基礎的な英語力を身につける「入門コース」、基礎的な翻訳の技法を身につける「初級コース」、より実践的な技法を身につける「中級コース」「上級コース」などが用意されています。

限られた時間とお金を有効利用するためにも「自分のレベルに合ったコース」を選びましょう。

くん太

受講形態とコースが決まったら、実際に希望の条件に合うスクールを検索していきます。

おすすめの翻訳スクール6選

それぞれの翻訳分野において、おすすめのスクールを紹介していきます。

▲気になる箇所にジャンプできます。

映像翻訳

ワイズインフィニティ

対応分野>

実務翻訳
映像翻訳
出版翻訳

入学金:22,000円(税込)

ワイズインフィニティは映像翻訳の基礎から実践的な技術まで、短期間で習得できるスクールです。

受講スタイルは実際にスクールに通う「通学」と、オンラインで学ぶ「通信」があり、それぞれグループレッスンとマンツーマン形式から選択できます。

スクール所在地
  • 東京校:東京都港区赤坂2-10-9 ラウンドクロス赤坂2階
  • 大阪校:大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目18番27号 新大阪丸ビル新館
  • 名古屋校:愛知県名古屋市中区栄4-16-8 栄メンバーズオフィスビル

初心者におすすめの講座

<字幕翻訳講座>

コース受講料期間
(英日)基礎科、グループレッスン161,700円(税込)
(マンツーマンレッスンは税込み220,000円)
4ヶ月(15回×120分)

映像テクノアカデミア

対応分野>

実務翻訳
映像翻訳
出版翻訳

入学金:33,000円(税込)

映像テクノアカデミアは海外映像コンテンツの日本語版制作で業界随一のシェアと歴史を誇る東北新社が母体となっているスクールです。

仕事の現場と授業を直結させる「現場密着型の実践教育」を目指しており、東北新社グループ各社が機材の供給や現場で活躍するプロの講師を迎えるなど、協力にバックアップしています。

レベル別に6つのコースに分かれており、現場のプロから少人数で指導を受けられます。

また、Advancedコース以上を受講すると、卒業後に東北新社のトライアルを受験できるというのも魅力の一つです。

スクール所在地

東京都新宿区新宿1-18-14

初心者におすすめの講座

<映像翻訳科>

コース受講料期間
Basic Class165,000円(税込)6ヶ月(総時間40時間)

日本映像翻訳アカデミー

対応分野>

実務翻訳
映像翻訳
出版翻訳

入学金:33,000円(税込)

 日本映像翻訳アカデミーの講義は全面リモートで受講することができます。

オンラインでも通学と同じ様に、講師への質問やクラスメイトとのコミュニケーションを取ることができるため、地方に住んでいる方もストレスなく受講できます。

スクール所在地

東京都中央区日本橋本石町3-2-4 共同ビル(日銀前)2F/3F

初心者におすすめの講座

<英日映像翻訳科>

コース受講料期間
総合コース・I155,540円(税込)3ヶ月/6ヶ月(全16回)

<日英映像翻訳科>

コース受講料期間
総合コース・I220,000円(税込)6ヶ月(全21回)

出版翻訳

フェローアカデミー

対応分野>

実務翻訳
映像翻訳
出版翻訳

入学金:なし

 「総合翻訳科」では「映像」「出版」「実務」の翻訳三大分野を全て学ぶことができます。

そのため、分野をまだ決められない人や幅広い対応力を身につけたい人におすすめです。

専門分野単体で学びたいという方は「単科」での受講も可能です。

「アメリア」という翻訳者と企業をマッチングする有料会員向けのサービスを運営しており、卒業後のフォローアップも安心です。

スクール所在地

東京都千代田区麹町2-2-4 麹町セントラルビル 2階

初心者におすすめの講座

<英日映像翻訳科>

コース受講料期間
出版基礎(1)(オンライン)149,600円(税込)4ヶ月(火曜・毎週×15回)
カレッジコース1,097,800円(税込)1年間
ベーシック3コース385,000円(税込)3ヶ月

実務翻訳

サンフレア・アカデミー

対応分野>

実務翻訳
映像翻訳
出版翻訳

入学金:5,000円(税込)

サンフレア・アカデミーは大手翻訳会社の「サン・フレア」が運営し、これまでに3,000名以上の翻訳者を輩出しているスクールです。

医薬、特許、IT、金融など実務翻訳の主要分野はすべてカバーしており、それぞれレベルごとに専門的な知識と技術を学べます。

1クラスの定員は6名と少人数制で、各分野の第一線で活躍する翻訳者たちが現場のノウハウを詰め込んだ実践的な技術を惜しみなく教えてくれます。

翻訳の実務対応力を計る検定試験を年3回(5月・9月・1月)実施しており、成績優秀者は翻訳会社(株)サン・フレアに翻訳者として登録できます。

スクール所在地

東京都新宿区四谷4-7 新宿ヒロセビル2階

初心者におすすめの講座

<初級講座>

コース受講料期間
はじめての翻訳技法(英日)通学:49,830円(税込)
通信:32,560円(税込)
通学:6ヶ月(2時間×8回)
通信:6ヶ月(添削 7回)

アイ・エス・エスインスティチュート

対応分野>

実務翻訳
映像翻訳
出版翻訳

入学金:33,000円(税込)

アイ・エス・エスインスティチュートは国内最大手の翻訳会社「翻訳センター」のグループ会社です。

すべてのクラスは双方向型オンラインで実施されます。

授業は毎回録画し、後日動画をストリーミング配信してくれるため、毎回フルの出席が難しい多忙な社会人でも安心して受講できます。

修了時の成績優秀者は経験不問で㈱翻訳センターのトライアルを受験できます。

スクール所在地

東京都港区三田3-13-12 三田MTビル8階

初心者におすすめの講座

< 総合翻訳科>

コース受講料期間
基礎科1167,530円(税込)約4ヶ月(週/1回、2時間)

まとめ

翻訳スクールを選ぶ際は、下記のポイントに注意して検討しましょう。

①自分の生活スタイルにあった受講形態を選ぶ

  • 通学
  • オンライン
  • 通信

②自分のレベルにあったコースを選ぶ

  • 入門コース
  • 初級コース
  • 中級コース
  • 上級コース

③自分の専門性を活かせる、または興味を持って長く学習できる分野を選ぶ

  • 映像翻訳
  • 出版翻訳
  • 実務翻訳

翻訳会社が運営するスクールなど、卒業後に翻訳会社への登録やトライアル受験などのサポートがあるかどうかも重要なポイントです。

あなたの希望や目的にあったスクール探しのために、少しでも参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

翻訳会社で翻訳コーディネーターとして10年以上勤務。
現在は副業でWebライターとしても活動中のアラフォーです。

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