ChatGPTで英会話をやってみた|感想や始め方を紹介

ChatGPTで英会話やってみた

「英語をもっとペラペラしゃべれるようになりたいけど、英会話教室に通う時間がない。」

「オンライン英会話は便利そうだけど、実際に外国人と話すのは気を遣うし緊張する。」

そんな風に思って、なかなか英会話の練習ができずにいませんか?

実は僕もそうでした。でも最近ではAIを利用した英会話がいくつも登場しているようです。

AIが相手なら、何度間違えても嫌な顔をされることなく、いつでもどこでも練習相手になってくれるというわけです。質問もし放題!

ということで今回は、ChatGPTのアプリ版にある音声会話機能を用いて英会話の練習を試してみました。

この記事を読むとわかること
  • ChatGPTを使ってAIと英会話練習はできるのか?
  • AIとの英会話練習は実際どうなのか?
  • ChatGPTで英会話練習を始める方法
  • より効果的に練習する方法

結論としては、なかなかに満足度の高いものでした。

便利な使い方もたくさん発見したので、それらもあわせて紹介します。

目次

ChatGPTで実際に英会話を練習をやってみた

スマホの音声会話画面

ということで、早速ChatGPTを使って英会話の練習をやってみました。

前提として、ChatGPTで音声会話をするためには「PC版」ではなく、スマホに「アプリ版」をインストールする必要があります。インストール方法を知りたい方は、記事の後半で説明しているので参考にしてください。

ChatGPTとの音声会話はすべてテキストとしても残るので、ここからは、実際のやり取りをスクリーンショットでお見せします。

なんでも良いのですが、まずは英語で「英語を練習しよう(Let’s practice English.)」と話しかけてみます。

このように、しっかり返してくれました。

くん太

ChatGPTの音声は機械感はほとんどなく、自然なネイティブの発音といった印象です。

事前にお願いしておけば、間違えたところは以下のように訂正もしてくれます。

この後もしばらく会話してみましたが、思ったより自然に会話ができて、わりとしっかり発話の練習をすることができました。

ChatGPT英会話の感想

考える男性

実際にChatGPTで英会話をやってみた率直な感想をまとめました。

会話が自然

ChatGPTアプリの音声会話機能はほとんど機械っぽさがなく、とても自然な会話ができました。

こちらの言葉もちゃんと聞き取ってレスポンスしてくれるので、話を続けやすく、練習相手としては十分に役割を果たしてくれます。

質問がしやすい

相手がAIなので、人間相手に比べて気軽に質問ができました。

同じことを何度も質問してもあきれられないし、話の流れを無視して気になったことをその都度質問しても、嫌がらずにちゃんと答えてくれます。

結構話すスピードが速い

話す速度は結構早いです。

そのため、長いセンテンスだと全てを聞き取れず迷子になってしまうこともありました。

「ゆっくりしゃべって」とお願いしてみたのですが、「了解しました。ゆっくりしゃべりますね。」といいつつ全然速度が変わっておらず、試してみた限りでは話す速度の調整はできないようです。

たとえば間違えたセンテンスを訂正してもらった際に、どこを訂正したのかじっくり確認したくてもノンストップで次の話題に行ってしまうので、「ちょ、ちょっとまって!」となります。

ただし、AIなので、「さっきのもう一回言って」としつこくお願いしても嫌な反応はされません。

ただしゃべるだけではあまり効果がない

実際の英会話スクールのように学習用のカリキュラムが組まれているわけではないので、ただしゃべるだけでは学習効果はそれほど高くないとも感じました。

話し放題なのでアウトプットの練習には良いのですが、何も考えずに話すだけでは表面的な会話にとどまったり、毎回同じような内容になってしまうことがあるためです。

後ほど詳しく解説していますが、より効果的な練習にするためにいくつかの工夫が必要です。

ChatGPTを使った英会話練習の始め方

手順

ここからは、ChatGPTのアプリ版で、音声会話機能も利用する方法を説明します。

なお、ChatGPTの音声会話機能は有料版のみで利用可能です。

STEP 1:アプリのインストール

iPhoneの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle PlayでChatGPTアプリをインストールします。

類似したニセモノが多数存在するので、間違えないようにしましょう。

本物のアイコンはこちらです。

STEP 2:新規アカウント作成/ログイン

インストールが完了したらアプリを開き、OpenAIの新規アカウント作成を行います。

既存のアカウントがある場合はGoogleやApple IDで簡単にログイン可能です。

STEP 3:英会話の練習を始める

ヘッドフォンのアイコンをタップすると音声会話が始まります。

なお、当然ですがチャット画面のメッセージ欄に文字を入力することで、文字ベースでもやりとりが可能です。

ChatGPTの英会話、無料版と有料版の違い

スマホとお金

ChatGPTには2024年6月現在で、以下の3つのモデルが存在します。

  • GPT3.5(無料)
  • GPT-4(有料)
  • GPT4.o(有料)

有料版のGPT-4やGPT4.oが使えるChatGPT Plusは20ドル(約3,000円)/月。

これを支払うのにちょっと抵抗があるという人は、無料版でもテキストベースのみであれば英語練習が可能です。

以下では、無課金のChatGPTと有料版のChatGPT Plusの違いを簡単に比較します。

項目無料版有料版(ChatGPT Plus)
利用できるモデルGPT-3.5、GPT-4.o(制限あり)GPT-3.5、GPT-4、GPT-4.o
料金無料20ドル/月(約3,000円)
GPTs(カスタムChatGPT)他人が作成したGPTsは利用可能
(自分で作成は不可)
自分で作成および他人のGPTs利用可能
音声会話機能GPT-3.5:✖
GPT-4.o:〇
GPT-3.5:✖
GPT-4:〇
GPT-4.o:〇
会話の自然さGPT-3.5:△
GPT-4.o:◎
GPT-4:〇
GPT-4.o:◎

なお、有料版を使っている方はChatGPTのモデルをこちらから切り替えることができます。

ChatGPT英会話をさらに効果的に行う方法

上向き矢印

ChatGPTのアプリ版をインストールすれば、特別な設定なしですぐにAIと音声会話機能を使って英会話の練習ができます。

しかし、そのまま使うだけではChatGPT英会話の利点をフル活用しているとはいえません。

より効果的に活用するために、ぜひ以下の方法を試してみてください。

具体的に指示を与える

ChatGPTに具体的な指示を与えることで、より効果的な練習が可能です。

たとえば、自分の英語レベルや目標とするレベルを伝えたり、練習したい点を明確にしたりすることで、よりニーズに合わせたサポートをしてくれます。

具体的に磨きたいスキルがある場合は、「ビジネスメールの書き方を練習したい」や「日常会話をもっと流暢に話せるようになりたい」など、明確に指示を出しましょう。

ロールプレイングをする

練習したいシチュエーションに合わせて、ChatGPTにさまざまな役を担ってもらいましょう。

たとえば、カフェの店員、ビジネスの取引先、親しい友人など、異なる状況を設定して練習することで、実践的な英語力を身につけることができます。

場面に合わせて会話の流れをシミュレーションすることで、リアルな場面でも役立つスキルを磨きましょう。

GPTストアを利用する

GPTストアとは、他の誰かがカスタマイズしたさまざまなChatGPTを無料で利用できるサービスです。

画面左側のメニューにある、「ChatGPTを探す」からカスタムChatGPTが検索できます。

英会話に特化したセッティングが施されたものも多くあるので、いろいろ試して自分に合ったものを見つけましょう。

たとえば、旅行英会話やビジネス英会話など、目的に応じた設定が用意されているので、目的に合わせて効率的に練習できます。

自分でChatGPTをカスタムする

GPTsという機能を使うことで、自分好みに合わせてChatGPTをカスタマイズすることができます。

たとえば「間違えた箇所を指摘してもらう」、「会話の最後にフィードバックをもらう」、「間違えた箇所をテキストでまとめてもらう」など、さまざまなカスタマイズが可能です。これにより、自分の学習スタイルやニーズにぴったり合った練習方法を実現できるでしょう。

ただし、ChatGPTをカスタムする機能は有料版限定になります。

また、カスタムには特にプログラミングの知識などは不要ですが、少しコツがあるため精度の高いChatGPTを作るには試行錯誤が必要です。

まとめ

ChatGPTを使った英会話の練習は予想以上に実用的でした。有料プラン限定ではありますが、月額20ドルを支払う価値はあるでしょう。

僕の場合、仕事で頻繁にChatGPTを使っているので、英会話のためでなくても、有料版は仕事や生活で大いに役立っています。

ただし、何の設定もせずにただ会話するだけでは、その効果を最大限に引き出すことができません。

GPTストアにある英会話用にセッティングされたChatGPTを活用したり、自分で好みに合わせてChatGPTをカスタマイズすることで、ChatGPTを通じて英語のスピーキング力を実際に向上させることができるでしょう。

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この記事を書いた人

・大学時代に4年間、英会話学校に通ったもののTOEICスコアは540点。
・社会人になってからも英語を話せるようになりたいという思いが強く、会社を辞めてワーキングホリデーでオーストラリアへ。
・帰国後は翻訳会社で10年間、翻訳コーディネーターとして勤務。会社の福利厚生でオンライン英会話をトータル2年ほど経験。
・TOEICの最高スコアは880点
・現在はフリーランスのWebライターを経て、事業会社でコンテンツマーケターとして従事

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